俺様の技量 |
これを始めに書いておかないと。「普通の人」である証明に。 俺様はKLX乗りだが、基本的にON中心。フラットダートは普通に走るが、予想せずに滑ると冷や汗をかくレベル。レース経験ゼロ。 |
道路状況 |
国道や主要道道は上手&マメに除雪されており、ほぼフラット。砂の浮いた舗装路を走る程度の慎重さで行けば
ほぼ問題なく走れるはず。車は80km/h位で流れていたりするが、十分流れに乗れる。 ただしその他の道は走りにくい。特に都市部に多い凹凸のあるアイスバーンではタイヤがバンバン蹴られるので、非常に危険。 |
気象 |
12月末〜1月頭の北海道は、昼間の気温は0℃〜-15℃位。内陸の夜間は-25℃以下になっているはず。 天気は・・・「晴れ2割、曇り4割、雪3割、吹雪1割」ってな感じ。 地域差が大きく、行く度に降っている場所(音威子府〜幌延など)もある。 |
雪質 |
よほど暖かい日でない限り、関東の雪とは異なりサラサラで軽い。少々の積雪だと大変楽しいが、調子に乗って 吹き溜まり等に嵌まると引っ張り出すのに泣く羽目に。 |
追突に注意 |
加害者になるのではなく、”突っ込まれないように”って事。 スパイク履いてるこちらは普通に止まれるが、スタッドレスの4輪は想像以上に止まれない。減速時は常に後方注意。 |
事前整備 |
走行に絡む不調個所は全て直す。チェーンの掃除と潤滑・プラグの交換・エアフィルターの掃除・電球類の 球切れチェック・ボルト/ナット類の増し締め・スポークの緩みチェック・・・挙げれば切りが無いが、思いつく事は全てやる。 |
オイル |
KLXではモービル1の5W-40で問題無かった。 |
クーラント |
クーラント:水=「60:40」の最高濃度。 |
バッテリー |
新品にしていったが、朝一番のセル始動はつらい。オプションでキックがつけられるバイクなら、この機会に つけた方が良い。ま、お湯掛ければいいんだが。 |
オーバークール対策 |
KLXはラジエータ全塞ぎ(ガムテで)のみ。ただし降り出すとまともにフケない症状は出た。 キャブの保温はやはり効く様で、特に熱を加えている人(電気が主)はかなり調子が良いらしい。KLXはキャブ周辺が狭いのでやってないけど。 |
車高 |
足を着きながら走る事も多いので、両足ベタ着きが望ましい。 俺様は元々ベタ着きだが、念の為にフォーク突き出しとRサスリンク交換で3cmほど下げていく。ただしサス周りで下げるとサイドスタンドでの立ちが 悪くなるので、やや短めのスタンドに換えて行けるとベター。 どうせ厚着をするので、思いっきりアンコを抜いたシートに換えた方が走りに影響しないしお手軽かも。 |
ハンドルカバーとグリップヒーター |
カバーは必須。北海道に行くのなら、ヒーターもつけて行った方が良い。 俺様が使っているのは、ラフ&ロード製のカバーとデイトナのヒーター。 カバーは既製品を着けただけでは不足。ハンドルやワイヤーで隙間が出来るので、スポンジを詰めて上からガムテープでしっかり塞いでおかないと、 隙間風で指が凍る。手を入れる側から見て、中に光が漏れていないくらいに塞ぐ事。 ヒーターは温度調節が出来る物もあるけど、俺様はON/OFFだけで十分だと思ってる。機能が増えると故障しやすくなるし、壊れた時に直しにくい。 |
タイヤ |
基本はスパイク。原付以外は特注となる。北海道で作ってくれる店が何件かあるので、知りたい人はメールくれ。 俺様がKLX用に持っているのは、 ・ベースタイヤ:ピレリMT21 90/90-21と120/80-18 ・ピン:直径6mmのマカロニピン F→174本 R→168本 ・購入価格:約\46,000(税込み・送料抜き) ピンは一般的に3種類あるが、この説明については冬季北海道BBSが 非常に詳しく書いてあるのでそちらへどうぞ。 耐久性については、走り方次第でバラバラらしい。俺様は北海道2回+近隣で計3,000km(うち約半分は舗装路)走ったが、まだまだ使えそう。 ただし舗装路でホイールスピンやロックをさせると、ピンが削れてくる。道路のためにもおとなしく走ろう。 |
泥跳ね対策 |
左のはペダル前方〜ラジエータ下までを覆っている。これは泥跳ね防止だけでなく、爪先の防寒効果も狙っている。風の直撃を受けなくなるだけで
寒さは全く違うのだ。 右の写真はKSRだが、後輪の巻き上げ防止用。このくらい大きくしないとあまり効かない。 これをつけておかないと、テールランプやウィンカーがあっという間に見えなくなる。只でさえ見落とされやすいのだから、4輪以上に注意を払おう。 いずれも素材はPPシート(ホームセンターで売っている)。ペラペラだが、曲面にして使えば走行風に負けない強度が出る。 |
風除け |
カウル無しバイクなら、スクリーンはぜひ欲しい。とにかく風を遮れただけ、走るのは楽なのだ。 ただし「スクリーン越しではなく、直接前方路面が見える事」が大前提。雪が付着する事を考慮しよう。 ツーリングの間だけ使えればいいのなら、前述のPPシートで作ってしまうのも手。タイラップで固定して。 |
ウェア |
俺様は大体、 上半身: ・RSタイチのウィンタージャケット(GORE-TEX) ・モンベルのフリースジャケット(クリマプラス200) ・薄手のフリースシャツ ・保温系アンダーウェア(PPなどで汗を逃がすもの) ・フェイスマスク(強盗マスクとハーフマスクを重ねる) 下半身: ・RSタイチのオーバーパンツ ・モンベルのフリースパンツ(クリマプラス200) ・GWスポーツのゴアウィンドストッパーパンツ ・アンダーウェア(上半身と一緒) ・フリース靴下+PP靴下 こんな程度。-20℃位までならこれで何とかなる。 カッパは着られない(膨らんでるので)ため、事前にアウターウェアには撥水スプレーをしっかり噴いておく。 よく聞かれるのだが、雪の中とはいえスキーウェアは問題外。通気性が良過ぎて防寒には役立たない。 アウターは別にあって、中に着るのならいいかもしれないが。 | |
ヘルメット |
普段使っているアライのツアークロス。シールド内側に「アンチフォグシールド」を貼っている。 できれば新品のシールドにした方が曇りにくい。曇りがそのまま凍りつくので、簡単には取れなくなる。 普段ギチギチのを被っている人は、フェイスマスクの厚みぶんだけ薄い内装に替えないと被れないかも。 シールドを外してオフゴーグルにした事もあったけど、隙間風が凄いのと曇りが取れないのが嫌で、やめた。 (ゴーグルの周りをガムテープで塞いで走ったんだけれど、隙間風で軽い凍傷になった事がある) | |
靴 |
Kamikの防寒ブーツ。メジャーなのはSOREL。 これでも-15℃くらいになると指が動かなくなるので、貼るカイロ(服に貼る方。身体に貼る用だと力不足)を中指〜小指に掛けて 靴下の上から貼る。 | |
グローブ |
ハンドルカバーがある前提で、ナイロンのゴアウィンターグローブ+薄手のインナーのみ。 | |
必携品 |
・携帯電話 ・食料(チョコ・飴・カロリーメイトなど) ・コンロと鍋、インスタントスープ(水は不要。非常時ならば雪を溶かせば済む。直火OKのマグカップでも可。) ・明かり(寒いと電池がすぐ弱る。LEDがベター) ・ |